【2026年最新】業務用シャンプー
おすすめランキング10選
バックバー(施術用)と店販の仕入れに。価格・1mL単価・洗浄成分で比較
美容室で使う業務用(サロン専売)シャンプーは、シャンプー台で毎日使う「バックバー」と、お客様に販売する「店販」の両方で選ぶ必要があります。ミルボン、ルベル、ナプラ、コタなどメーカーごとに容量や価格の体系が違うため、1本の値段だけでなく、1mLあたり・1回あたりのコストで比べることが大切です。
本記事では、2026年10月にメーカー公式サイト・正規販売店で販売状況と価格を確認した業務用シャンプー10品を、価格と容量・1mLあたり単価・洗浄成分・仕入れのしやすさの観点で比較します。さらに、業務用サイズごとの「1回のシャンプーあたりの原価」の試算表、バックバーと店販で変わる選び方と店販の粗利の考え方、メーカー直・ディーラー・卸サイトという仕入れ先の違いまで、仕入れ担当者が実際に判断に使える数字でまとめました。
2026年版の主な更新点
- ・掲載10商品の販売状況・容量・価格を、2026年10月時点のメーカー公式サイト・正規販売店の掲載で再確認しました(サンコール R-21の詰替サイズ変更、コタ アイケアの公式価格、ケラスターゼのメーカー希望小売価格を反映)
- ・業務用サイズ(1,000mL/1,800mL/750mL詰替など)ごとの価格と、1回のシャンプーあたりの原価(ショート・ミディアム・ロング別)の試算表を追加しました
- ・バックバー用と店販用で選び方がどう違うかの整理と、仕入れ掛け率から見る店販の粗利の考え方(試算例つき)を追加しました
- ・メーカー直・ディーラー・美容商材の卸サイトという仕入れ先の種類ごとに、最低ロット・掛け率・サポートの違いを比較表にまとめました
- ・よくある質問に、詰め替えの衛生管理・オーガニック表示・ノンシリコンの考え方・香りの選び方・店販の値付けの5問を追加しました
📌 この記事でわかること
- ✓ 業務用シャンプー10品の価格・容量・1mL単価(2026年10月確認)
- ✓ 業務用サイズ別の価格と、1回のシャンプーあたりの原価の試算表
- ✓ バックバー用と店販用で変わる選び方、店販の粗利の考え方
- ✓ メーカー直・ディーラー・卸サイトの最低ロット・掛け率・サポートの違い
- ✓ アミノ酸系・ベタイン系・硫酸系など洗浄成分の違い
選び方・評価の基準
ランキングは、編集部がメーカー公式サイト・正規販売店の商品ページに掲載されている情報をもとに、以下の観点で総合的に判断しています。独自の使用試験や利用者アンケートは行っていないため、実際の使用感はサロンの水質やお客様の髪の状態で変わります。
価格と容量
税込価格と容量が公開されているか。1,000mL以上の詰替・業務用サイズがあり、1mLあたりの負担を試算できるか。
バックバーと店販での使いやすさ
施術で使う大容量と、お客様に販売する小容量の両方がそろい、シャンプー台で使った製品をそのまま提案できるか。
成分情報の開示
洗浄成分や配合成分がメーカーから示されていて、スタッフがお客様に説明しやすいか。
仕入れのしやすさ
美容ディーラーや業務用ECで継続して取り扱われているか。取扱いサロンが限られるブランドかどうか。
※ 価格は2026年10月にメーカー公式サイト・正規販売店で確認した税込価格です(ナプラは公式の税抜表示を税込に換算)。サロンの仕入れ値はディーラーとの取引条件で変わります。業務用サイズで価格が公開されていないものは「要問合せ」としています。
業務用シャンプーおすすめランキング10選
オージュア クエンチ シャンプー
ミルボンのプレミアムブランド「オージュア」の、乾燥しがちな髪向けのシリーズ。メーカーは「うるおいのある状態に洗い上げ、トリートメントが働きやすい土台に整える」シャンプーとしています。仕上がり違いの「クエンチ シャンプー モイスト」もあり、カウンセリングで髪の状態に合わせて選ぶことを前提にしたブランドです。
メリット
- ◎ シリーズが多く悩み別に提案しやすい
- ◎ 1,000mLの詰替で継続購入しやすい
- ◎ 公式サイトに取扱いサロン検索がある
デメリット
- △ 価格帯は高め
- △ 取扱いには代理店との相談が必要
イオ クレンジング リラックスメント
タカラベルモントのサロン専売ブランド「ルベル」のイオシリーズ。メーカーは「植物由来100%の洗浄成分で洗い上げるシャンプー」「ドライ地肌をうるおい仕上げ」としており、シリコーンフリー、ローズグリーンの香りです。2,500mLのリフィルは「ヘアサロン技術者専用」のバックバー向けサイズです。
メリット
- ◎ バックバーと店販で同じ製品を使える
- ◎ 容量の選択肢が多い
- ◎ クリーミーな泡立ち
デメリット
- △ 2,500mLは価格非公開(要問合せ)
- △ 香りの強さは控えめ
N. シアシャンプー モイスチャー
スタイリング剤で知られるナプラのN.(エヌドット)のシャンプー。シアバター由来の洗浄成分(シア脂グリセレス-8エステルズ)を使い、オーガニック植物成分配合・シリコーンフリー。しっとり仕上げのモイスチャーと、さらさら仕上げのスムースがあります。
メリット
- ◎ N.のスタイリング剤とセットで提案しやすい
- ◎ ボトルデザインが店頭で目立つ
- ◎ 300mLは税込3,080円で手に取りやすい
デメリット
- △ バックバー用の大容量サイズはない
- △ さっぱり好みには重く感じることも
コタ アイケア シャンプー5
1・3・5・7・9の番号で髪の状態別に選ぶシリーズ。メーカーは5番を「パサつきやすい髪を、みずみずしくなめらかに整える」ジャスミンブーケの香りとし、販売店の商品説明ではアミノ酸系・タンパク質系の洗浄成分とオリーブオイルの配合が示されています。公式サイトには80mL 880円・300mL 3,080円・800mL 6,600円・750mL詰替 6,050円(いずれも税込)と5Lの業務用サイズが掲載されており、お試しから業務用までサイズが幅広いのが特長です。
メリット
- ◎ 番号で提案内容を説明しやすい
- ◎ カウンセリングツールとして使いやすい
- ◎ 5L業務用でバックバーにもそろえられる
デメリット
- △ 2024年以降、複数回の価格改定がある
- △ 価格帯は高め
F.プロテクト ヘアシャンプー リッチ
ベーシック・リッチ・DXの3タイプから選べるF.プロテクトシリーズの、しっとり仕上げのリッチタイプ。300mL・1,000mL・1,000mLリフィルがそろい、リフィルなら1mLあたり3円台と、価格を抑えてバックバーをそろえやすいシリーズです。
メリット
- ◎ 公式価格が公開されていて試算しやすい
- ◎ シャンプーとマスクを組み合わせて選べる
- ◎ 300mLは1,815円で店販にも
デメリット
- △ 大手ブランドに比べ知名度は低め
- △ 高級感を打ち出す店販には不向き
DP バン オレオ リラックス
ケラスターゼのくせ毛・広がり向けシリーズ「ディシプリン(オレオ リラックス)」のシャンプー。メーカーは日本の研究開発部門が開発した「モルフォ ユイル テクノロジー」を採用し、湿度80%でも24時間まとまりが続く髪をめざすと説明しています。公式サイトの価格は250mL 4,180円(メーカー希望小売価格)で、2026年4月1日に一部製品の価格改定が行われています。ブランドの知名度が高く、店販で指名買いされやすいのが特長です。
メリット
- ◎ ブランド力があり指名買いが多い
- ◎ シリーズでトリートメントまで提案できる
- ◎ 高単価メニューと組み合わせやすい
デメリット
- △ 1mLあたりの価格は掲載商品で最も高い
- △ 業務用サイズの価格は公開されていない
R-21 シャンプー EX
ヘマチン(毛髪保護成分)、3種の発酵成分、21種類の植物美容成分を通常のR-21の2倍配合したEXタイプ。PPT(ケラチン)系の洗浄成分できめ細かい泡をつくり、合成香料・合成着色料は無配合。メーカーはカラー・パーマ直後の残留アルカリを穏やかに除去するとしています。2026年7月のラインナップ変更で、詰替は従来の700mLから490mLと950mLの2サイズに変わりました(正規販売店の告知。中身の処方は変更なしとされています)。
メリット
- ◎ カラー・パーマ後のホームケアとして提案しやすい
- ◎ ハリ・コシを求める大人世代向け
- ◎ 490mL・950mLの2サイズの詰替がある
デメリット
- △ 香りに好みが分かれる
- △ 950mL詰替の価格は要問合せ
ミレアム ヘアケア シャンプー
サロンワークでの使用を想定した、デミの業務用定番シャンプー。弱酸性で、天然ヤシ油由来の低刺激性活性剤を使い、毛髪保護成分としてL.P.P.(天然複合アミノ酸)を配合。メーカーは髪と手肌にマイルドな設計としています。
メリット
- ◎ 掲載商品で最も1mL単価が低い
- ◎ スタッフの手肌への配慮がある
- ◎ 業務用ECで入手しやすい
デメリット
- △ 仕上がりは標準的
- △ 店販向きの打ち出しではない
ハホニコプロ ラメイ ヘアクレンジング
ヘマチン、両性(ベタイン系)洗浄成分、9種類のオーガニック植物エキスを配合したサロン専売シャンプー。メーカーはヘマチンがカラーやパーマのダメージを軽減し、デザインの持続をサポートするとしています。4,000mLは業務用サイズです。
メリット
- ◎ カラー・パーマ施術との組み合わせで提案しやすい
- ◎ 4,000mLの業務用サイズがある
- ◎ 店販用の400mLもある
デメリット
- △ 4,000mLの価格は要問合せ
- △ 香りに好みが分かれる
グランドリンケージ ウィローリュクス シャンプー
カラー後の髪向けのミルボン「グランドリンケージ」のシャンプーで、ウィローリュクスは普通毛向け。グリーンアップルをベースにした香りです。200mL・500mLに加えて、1,000mLと1,800mLの詰替があり、バックバーと店販を同じシリーズでそろえられます。
メリット
- ◎ サロントリートメントのグランドリンケージと組み合わせやすい
- ◎ 大容量詰替でバックバーに使いやすい
- ◎ 200mLは1,760円で店販にも
デメリット
- △ 販売店で価格に差がある
- △ 髪質に合わせた種類選びが必要
業務用シャンプー比較表(容量・価格・1mLあたり単価)
10品を、価格が確認できた最大容量の1mLあたり単価が低い順に並べました。バックバーに使う場合は大容量・詰替の単価、店販する場合はお客様が買う容量の価格(例:200〜300mLで2,000〜3,000円台)を見るのが目安です。
| 商品名 | ブランド | 比較した容量 | 価格(税込) | 単価/mL | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| ミレアム ヘアケア シャンプー | デミ | 1,800mL詰替 | 3,470円 | 1.9円 | バックバー |
| F.プロテクト ヘアシャンプー リッチ | フィヨーレ | 1,000mLリフィル | 3,410円 | 3.4円 | バックバー・店販 |
| グランドリンケージ ウィローリュクス | ミルボン | 1,800mL詰替 | 6,105〜6,699円 | 約3.4〜3.7円 | バックバー・店販 |
| イオ クレンジング リラックスメント | ルベル | 1,000mLリフィル(2,500mLは要問合せ) | 5,280円 | 5.3円 | バックバー・店販 |
| オージュア クエンチ シャンプー | ミルボン | 1,000mL詰替 | 6,930円 | 6.9円 | 店販中心 |
| R-21 シャンプー EX | サンコール | 490mL詰替(950mLは要問合せ) | 3,400円※ | 約7.0円 | 店販中心 |
| ラメイ ヘアクレンジング | ハホニコ | 1,000mL(4,000mLは要問合せ) | 7,920円 | 7.9円 | バックバー・店販 |
| N. シアシャンプー モイスチャー | ナプラ | 750mL | 5,940円 | 7.9円 | 店販中心 |
| アイケア シャンプー5 | コタ | 750mL詰替(5Lは要問合せ) | 6,050円 | 8.1円 | 店販中心 |
| DP バン オレオ リラックス | ケラスターゼ | 250mL | 4,180円 | 16.7円 | 店販中心 |
※ 2026年10月にメーカー公式サイト・正規販売店で確認した価格です。オージュア・イオ・F.プロテクト・ラメイ・コタ・ケラスターゼはメーカー公式サイトの税込価格(ナプラは公式の税抜表示を税込換算)、ミレアムと R-21(※)はメーカー公式サイトに価格掲載がないため、正規販売店ビューティガレージ掲載の「メーカー価格」(R-21は税表記なし)、グランドリンケージは販売店の掲載価格で、販売店や時期により変わります。単価は編集部が計算した目安です。
業務用(バックバー)と店販用シャンプーの違い
サロン専売シャンプーには、シャンプー台で施術に使う「バックバー」用と、お客様がご自宅で使う「店販」用があります。中身は同じ製品で容量だけが違うことが多く、バックバーで使ったシャンプーの泡立ちや香りを体験してもらうことが、店販のきっかけになります。
| 項目 | 業務用(バックバー) | 店販用 |
|---|---|---|
| 使う人 | スタイリスト・アシスタント(施術用) | お客様(ホームケア) |
| 主な容量 | 1,000mL〜5L(詰替パウチ・業務用ボトル) | 200〜500mL前後のボトル、詰替 |
| 重視する点 | 1回あたりのコスト、泡立ち・すすぎやすさ、スタッフの手肌への負担 | 店販価格と利益、パッケージ、香り、お客様に説明しやすい特長 |
| 表示の例 | 「ヘアサロン技術者専用」「業務用」(例:イオの2,500mL、コタの5L) | 「美容室専売品」 |
バックバーは客数が多いほど使用量が増えるため単価の影響が大きく、店販は1本あたりの利益とリピート率が重要です。そのため、バックバーは単価の低い定番品(例:ミレアム、F.プロテクト)、店販は髪悩み別のブランド品(例:オージュア、N.)と分けるサロンもあれば、イオやグランドリンケージのように同じシリーズでそろえて「シャンプー台で使っているものと同じ」と提案するサロンもあります。
バックバー用と店販用で、見るポイントはこう変わる
バックバー用(施術用)で確認すること
- ・1回あたりの原価:1mL単価×使用量。下の試算表で比較
- ・泡立ちと泡切れ:すすぎに時間がかかると回転率と水道代に響く
- ・スタッフの手肌への負担:1日に何十回も触れるため、洗浄成分の種類を確認
- ・容器の扱いやすさ:詰替パウチの口・ポンプやディスペンサーへの適合、保管スペース
- ・香りの強さ:施術中の薬剤のにおいと混ざっても不快にならないか
- ・業務用サイズの供給:1,000mL以上の詰替が継続して仕入れられるか、価格が公開されているか
店販用(お客様への販売)で確認すること
- ・店販価格と粗利:メーカー希望小売価格と仕入れ掛け率から1本の粗利を計算
- ・ブランドの知名度:指名買いされるか、他店や通販と価格を比べられやすいか
- ・容量のラインナップ:お試しサイズ→通常ボトル→詰替と、継続購入の導線があるか
- ・説明のしやすさ:番号・髪質別など、カウンセリングで提案に落としやすいか
- ・継続購入の仕組み:メーカーの公式EC(例:ミルボンの milbon:iD)で来店サロンに売上が紐づくか
- ・パッケージと香り:自宅のバスルームに置きたくなるか、家族も使えるか
店販の粗利の考え方(仕入れ掛け率から試算)
サロン専売シャンプーの店販価格は、メーカー希望小売価格に合わせて販売するサロンが大半で、値付けの自由度は高くありません。したがって店販の利益は「店販価格 − 仕入れ値」、つまり仕入れ掛け率でほぼ決まります。掛け率は一般に6〜7掛け(店販価格の60〜70%)前後と言われますが、メーカー・ディーラー・取引量・支払条件で異なり、公開されていないのが普通です。以下は、本記事の掲載商品で多い店販価格帯を例に、掛け率ごとの1本あたり粗利を試算したものです。
| 店販価格(税込)の例 | 該当する掲載商品の例 | 6掛け(60%) 粗利率40% |
6.5掛け(65%) 粗利率35% |
7掛け(70%) 粗利率30% |
|---|---|---|---|---|
| 1,760円 | イオ 200mL、グランドリンケージ 200mL | 粗利 704円 | 粗利 616円 | 粗利 528円 |
| 1,815円 | F.プロテクト 300mL | 粗利 726円 | 粗利 635円 | 粗利 545円 |
| 3,080円 | オージュア 250mL、コタ アイケア 300mL、N. シア 300mL | 粗利 1,232円 | 粗利 1,078円 | 粗利 924円 |
| 4,180円 | ケラスターゼ 250mL、ラメイ 400mL | 粗利 1,672円 | 粗利 1,463円 | 粗利 1,254円 |
※ 掛け率は計算のための仮定です。実際の掛け率はディーラーの見積もりで確認してください。粗利は税込価格ベースの単純計算で、送料・在庫・販促物の費用は含みません。
試算例:バックバーの差額は、店販が月に何本売れれば埋まるか
バックバーを1回約17円のミレアム(1,800mL詰替)から、店販と同じオージュア クエンチ(1,000mL詰替・1回約62円)に替えると、1回あたり約45円、月300回なら約13,500円の差額になります。オージュア クエンチ 250mL(3,080円)を6.5掛けで仕入れると1本の粗利は約1,078円なので、月に13本ほど店販が増えれば差額を補える計算です。「シャンプー台で使っているものと同じ」という提案で店販が増えるかどうかが、バックバーを高単価品にそろえるかの判断材料になります(使用量9mL・月300回・掛け率65%はいずれも仮定)。
業務用サイズ別の価格と「1回のシャンプーあたりの原価」試算表
同じシャンプーでも、容量が大きいほど1mLあたりの価格は下がります。まず、メーカー公式サイトで容量別の価格が公開されている商品について、サイズごとに1mL単価がどう変わるかを整理しました。
サイズ別の価格と1mLあたり単価(メーカー公式価格・税込)
| 商品 | 店販サイズ | 中間サイズ | 業務用・詰替サイズ | 最小→最大での 単価の下がり方 |
|---|---|---|---|---|
| オージュア クエンチ シャンプーミルボン | 250mL 3,080円 12.3円/mL |
500mL 4,620円 9.2円/mL |
1,000mL詰替 6,930円 6.9円/mL |
約44%下がる |
| イオ クレンジング リラックスメントルベル | 200mL 1,760円 8.8円/mL |
600mL 3,960円 6.6円/mL |
1,000mLリフィル 5,280円 5.3円/mL 2,500mL(技術者専用)は要問合せ |
約40%下がる |
| F.プロテクト ヘアシャンプー リッチフィヨーレ | 300mL 1,815円 6.1円/mL |
1,000mLボトル 4,400円 4.4円/mL |
1,000mLリフィル 3,410円 3.4円/mL |
約44%下がる |
| アイケア シャンプー5コタ | 300mL 3,080円 10.3円/mL 80mL 880円のお試しもあり |
800mL 6,600円 8.3円/mL |
750mL詰替 6,050円 8.1円/mL 5L業務用は要問合せ |
約21%下がる |
| ラメイ ヘアクレンジングハホニコ | 400mL 4,180円 10.5円/mL |
— | 1,000mL 7,920円 7.9円/mL 4,000mL業務用は要問合せ |
約24%下がる |
| N. シアシャンプー モイスチャーナプラ | 300mL 3,080円 10.3円/mL |
— | 750mL 5,940円 7.9円/mL |
約23%下がる |
※ 2026年10月時点のメーカー公式サイト掲載価格(ナプラは税抜表示を税込換算)。価格が公開されていない業務用サイズ(イオ 2,500mL、コタ 5L、ラメイ 4,000mL)は、ディーラー経由で見積もりを取ると、公開サイズよりさらに単価が下がるのが一般的です。1,000mL前後の詰替がある商品は、店販サイズに比べて単価が4割前後下がる一方、750〜1,000mLが最大の商品は2割台にとどまります。
1回のシャンプーあたりの原価(10商品の試算表)
1回あたりの原価 = 1mLあたり単価 × 1回の使用量
使用量の前提は、ナプラが N. シアシャンプーの目安として示しているショート2プッシュ・ミディアム3プッシュ・ロング5プッシュに、一般的なポンプの1プッシュ約3mLを当てはめ、ショート6mL・ミディアム9mL・ロング15mLとしました。2度洗い(プレシャンプー)をするサロンや、スタイリング剤が多い男性客ではこの1.5〜2倍になることもあります。各商品の単価は、上の比較表で使った価格(業務用・詰替サイズ)です。
| 商品(比較した容量) | 単価/mL | ショート 6mL |
ミディアム 9mL |
ロング 15mL |
月300回 ミディアム換算 |
|---|---|---|---|---|---|
| ミレアム(デミ・1,800mL詰替) | 1.9円 | 約12円 | 約17円 | 約29円 | 約5,200円 |
| F.プロテクト リッチ(フィヨーレ・1,000mLリフィル) | 3.4円 | 約20円 | 約31円 | 約51円 | 約9,200円 |
| グランドリンケージ(ミルボン・1,800mL詰替) | 約3.4〜3.7円 | 約20〜22円 | 約31〜33円 | 約51〜56円 | 約9,200〜10,000円 |
| イオ クレンジング リラックスメント(ルベル・1,000mLリフィル) | 5.3円 | 約32円 | 約48円 | 約79円 | 約14,300円 |
| オージュア クエンチ(ミルボン・1,000mL詰替) | 6.9円 | 約42円 | 約62円 | 約104円 | 約18,700円 |
| R-21 シャンプー EX(サンコール・490mL詰替)※ | 約7.0円 | 約42円 | 約62円 | 約104円 | 約18,700円 |
| ラメイ ヘアクレンジング(ハホニコ・1,000mL) | 7.9円 | 約48円 | 約71円 | 約119円 | 約21,400円 |
| N. シアシャンプー モイスチャー(ナプラ・750mL) | 7.9円 | 約48円 | 約71円 | 約119円 | 約21,400円 |
| アイケア シャンプー5(コタ・750mL詰替) | 8.1円 | 約48円 | 約73円 | 約121円 | 約21,800円 |
| DP バン オレオ リラックス(ケラスターゼ・250mL) | 16.7円 | 約100円 | 約150円 | 約251円 | 約45,100円 |
※ 使用量(6/9/15mL)と月300回は計算のための仮定です。単価はメーカー公式価格または正規販売店の掲載価格(税込。R-21は販売店掲載のメーカー価格で税表記なし)から計算した目安で、ディーラー経由の実際の仕入れ値は取引条件により下がります。ケラスターゼは業務用サイズの価格が公開されていないため、店販用250mLの単価で計算しています。
月300回のサロンでは、単価約2円のミレアムと約7円のオージュアで月に約13,500円、年間で約16万円の差になります。一方、ミディアム1回で見ると差は45円ほどで、店販や客単価で回収できる範囲でもあります。原材料や輸送費の上昇を理由にした価格改定も続いており(例:コタは2024年にアイケアシリーズの一部価格を改定、ケラスターゼは2026年4月に一部製品を改定)、年1回は見積もりを取り直して、この表を自店の数字で作り直すことをおすすめします。サロン全体の原価率の目安は美容サロン経営ガイドも参考にしてください。
洗浄成分の種類と特徴
シャンプーの性格は、主に洗浄成分(界面活性剤)の組み合わせで決まります。全成分表示では水の次あたりに書かれていることが多いので、仕入れ前に確認しておくとお客様への説明にも役立ちます。以下は一般的な傾向で、実際の使用感は配合量や組み合わせで変わります。
| 種類 | 成分表示の例 | 一般的な傾向 |
|---|---|---|
| アミノ酸系 | ココイルグルタミン酸Na、ラウロイルメチルアラニンNa、ココイルグリシンK | 弱酸性〜中性に設計しやすく、洗浄力は穏やか。泡立ちはやや控えめなものが多い |
| ベタイン系(両性) | コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン | 刺激がおだやかで、ほかの洗浄成分と組み合わせて泡質を整える役割が多い |
| 硫酸系(高級アルコール系) | ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Na | 泡立ちがよく洗浄力が高い。皮脂やスタイリング剤をしっかり落としたいときに向く |
| オレフィン系・タウリン系 | オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、ココイルメチルタウリンNa | さっぱりした洗い上がり。タウリン系はアミノ酸系に近い穏やかさで使われることが多い |
| PPT系(タンパク質系) | ココイル加水分解ケラチンK、ココイル加水分解コラーゲンK | タンパク質由来で、きめ細かい泡になりやすい。価格は高めになりやすい |
バックバーでは、スタイリング剤を落とすプレシャンプーに洗浄力のあるもの、仕上げに穏やかなものと使い分ける方法もあります。成分表示の見方や配合の意図はメーカーやディーラーの講習で確認し、効果を断定する説明(「治る」「必ず〜」など)は避けて、メーカーが示す表現の範囲でお客様に伝えましょう。
サロンに合った業務用シャンプーの選び方
1 サロンの客層で選ぶ
高単価・大人世代が多い
ミルボン オージュア、ケラスターゼ、コタ アイケアなど、ブランドの知名度があり悩み別に提案できる製品が店販につなげやすい。
トレンド重視・若い世代が多い
ナプラ N.シリーズ。スタイリング剤とあわせて、パッケージや香りで選ばれやすい。
幅広い客層
ルベル イオ、ミルボン グランドリンケージなど、バックバー用の大容量と店販サイズがそろうシリーズ。
コストを抑えたい
デミ ミレアム、フィヨーレ F.プロテクト。バックバーの単価を抑え、店販は別ブランドで提案する組み合わせも。
2 メニュー構成で選ぶ
- ▶ カラー・パーマが主力:ヘマチン配合のサンコール R-21 EX、ハホニコ ラメイ、カラー後の髪向けのグランドリンケージ
- ▶ 髪質別のカウンセリングを強みにしたい:番号で選ぶコタ アイケア、シリーズの多いオージュア
- ▶ くせ・広がりの相談が多い:ケラスターゼ オレオ リラックス
業務用シャンプーの仕入れ方法
サロン専売のシャンプーは、主に次のルートで仕入れます。ブランドによっては取扱い条件があるため、導入前に確認しましょう。
- ● 美容ディーラー(販売代理店):多くのサロン専売メーカーの基本ルート。新製品の情報や講習、販促ツールの提供も受けられます。ナプラは、取引中のディーラーに相談するか、公式サイトの問い合わせフォームからディーラーの紹介を依頼するよう案内しています。
- ● 業務用ECサイト:ビューティガレージ、b-zoneなど。会員登録すると業務用の価格が表示される仕組みのサイトが多く、少量の追加発注や価格比較に便利です。
- ● 取扱い条件のあるブランド:ミルボンのオージュアのように、取扱いサロン検索があり、カウンセリングを前提にしたブランドは、導入条件や必要な講習を代理店に確認します。
- ● メーカーの公式オンラインストア:主にお客様向けです。ミルボンの「milbon:iD」は、お客様が来店サロンを登録して購入する仕組みで、店販の継続購入に活用できます。
仕入れ先の種類別:最低ロット・掛け率・サポートの違い
仕入れ先は大きく「メーカー直」「美容ディーラー」「美容商材の卸サイト(業務用EC)」の3種類に分かれます。どれか1つに絞る必要はなく、メインのブランドはディーラー、少量の追加や比較は卸サイト、と組み合わせているサロンが多いです。以下は編集部が公開情報とサロンへのヒアリングからまとめた一般的な傾向で、条件は取引先ごとに異なります。
| 項目 | メーカー直(直取引・直営EC) | 美容ディーラー(販売代理店) | 美容商材の卸サイト(業務用EC) |
|---|---|---|---|
| 取引の形 | サロン専売メーカーの多くはディーラー経由が原則で、直取引は一部のメーカーや直営の業務用ECに限られる。ミルボンの「milbon:iD」のように、お客様向け公式ECの売上を来店サロンに紐づける仕組みもある | 営業担当が付き、複数メーカーの商品をまとめて発注。掛売り(月末締め)が中心 | 美容師免許や開業の確認を伴う会員登録で卸価格が表示される(ビューティガレージ、b-zoneなど)。カード・代引き・後払い |
| 最低ロット | ケース単位など、メーカー基準のロットになることがある。初回導入セットが条件になるブランドもある | 1本〜数本から。定期的に訪問・配送するため、まとめ買いの必要は少ない | 1本から。一定額以上で送料無料など、送料条件に注意 |
| 掛け率・価格 | 個別契約で非公開が多い。取扱いサロンとしての認定が前提になるブランド(例:オージュア)もある | 一般に6〜7掛け前後と言われるが、取引量・支払条件・年間の取引額で変わる。価格改定の案内は早い | 会員向けの卸価格が商品ページで確認でき、比較しやすい。取扱いのないブランド(オージュアなど一部のサロン限定品)もある |
| サポート | メーカー主催の講習・教育プログラム、ブランドの販促物、技術者向け情報 | 新製品情報、講習の手配、販促物、シャンプー台のディスペンサーやポンプの手配、他店の事例の共有 | 基本はセルフ。問い合わせ窓口やチャット、レビューと在庫表示 |
| 向いているサロン | 特定ブランドを軸に店販を伸ばしたいサロン、複数店舗 | 開業時にブランド選びから相談したいサロン、講習や販促の支援を受けたいサロン | 少量の追加発注や価格比較、複数ブランドの試し買いをしたいサロン |
※ 掛け率・ロット・支払条件は取引先ごとに異なります。開業時の仕入れ先探しは美容室開業ガイド、タオルやケープなどシャンプー台まわりの消耗品は美容室消耗品おすすめランキングもあわせてご覧ください。
仕入れ前のチェックリスト
- ・バックバー用の大容量(1,000mL以上・詰替)があるか、その価格は公開されているか
- ・店販用サイズの店販価格と、仕入れ掛け率から計算した1本あたりの粗利はいくらか
- ・最小発注単位・送料・支払い条件
- ・ディスペンサーやポンプなど、シャンプー台で使う付属品の有無
- ・講習・販促物などのサポート
ミルボンとナプラの店販価格・仕入れルート・教育サポートの違いは、ミルボン vs ナプラ 徹底比較【2026年版】で詳しく比べています。
次の来店までの間も、お店を思い出してもらう
LINE公式アカウントの中で動く来店ガチャ「リピガチャ」。月額2,980円(税別)・初期費用0円・最低契約期間なし。景品ごとの確率や月の上限、会員ランクをお店が決められ、景品表示法の上限(総額2%)に収まるかも管理画面で判定できます。同じ仕組みを使う50店舗では、LINE会員の71%がガチャを引いています(提供元の実測・一部店舗の目安)。
よくある質問
Q1. 業務用シャンプーはどこで仕入れられますか?
A. 主な仕入れ先は、美容ディーラー(販売代理店)、ビューティガレージやb-zoneなどの美容商材の卸サイト、メーカーとの直接取引の3つです。サロン専売メーカーの多くはディーラー経由が基本で、ナプラは取引中のディーラーへの相談か、公式サイトからのディーラー紹介を案内しています。ミルボンのオージュアのように取扱い条件があるブランドもあるため、導入前に代理店に確認しましょう。
Q2. コスパの良い業務用シャンプーはどれですか?
A. 2026年10月に確認した価格で1mLあたり単価を比べると、デミ ミレアム(1,800mL詰替・約1.9円/mL)、フィヨーレ F.プロテクト(1,000mLリフィル・約3.4円/mL)、ミルボン グランドリンケージ(1,800mL詰替・約3.4〜3.7円/mL)、ルベル イオ(1,000mLリフィル・約5.3円/mL)が低めです。1回9mL(ミディアム3プッシュ)の試算では、ミレアムが約17円、イオが約48円、オージュア クエンチが約62円です。バックバーは1回あたりの原価、店販は粗利とリピートのしやすさで選ぶのがおすすめです。
Q3. 業務用の詰替パウチからボトルに移すとき、衛生面で注意することは?
A. 残りに継ぎ足さず、中身を使い切ってからボトルとポンプを洗浄し、しっかり乾かしてから詰め替えるのが基本です。水分が残ったまま詰めると雑菌が増えやすくなります。詰め替えた日付をボトルに書いておき、未開封のパウチは直射日光と高温多湿を避けて保管します。使用期限の表示がない化粧品は、適切な保管で製造後3年程度は品質が保たれるよう作られていますが、開封後は早めに使い切れる容量を選びましょう。シャンプー台のディスペンサーも定期的に分解洗浄します。
Q4. 店販シャンプーの値付けはどう決めればよいですか?
A. サロン専売品は、メーカー希望小売価格(オープン価格の製品は販売店の実勢価格)に合わせて販売するサロンが大半で、独自に値下げするとブランドやディーラーとの関係に影響するため、値付けの自由度は高くありません。利益は「店販価格 − 仕入れ値」で決まり、仕入れ掛け率は一般に6〜7掛け前後と言われますが、メーカー・ディーラー・取引量で異なります。たとえば3,080円の商品を掛け率65%で仕入れると、1本の粗利は約1,078円です。値引きの代わりに、お試しサイズや詰替への誘導、来店特典で継続購入を促す方法が一般的です。
Q5. ノンシリコンのシャンプーを選ぶべきですか?
A. シリコーン(ジメチコン、シクロペンタシロキサンなど)は髪の表面をコーティングして指通りやツヤの質感を出す成分で、化粧品原料として広く使われています。ノンシリコンのシャンプーは軽い仕上がりになりやすい一方、髪によってはきしみを感じることがあり、トリートメントで補う設計の製品が多いです。「シリコーンが入っているから悪い」「ノンシリコンだから髪に良い」といった説明は避け、仕上がりの質感とトリートメントとの組み合わせで選びましょう。本記事の掲載商品では、ルベル イオ クレンジング リラックスメントがシリコーンフリーです。
Q6. 「オーガニック」と表示されたシャンプーはどう見ればよいですか?
A. 日本の化粧品には「オーガニック」の公的な定義や国の認証制度がなく、メーカー独自の基準か、COSMOS・ECOCERTなどの海外認証に基づいて表示されています。仕入れの際は、何がオーガニック原料なのか(配合成分の一部のエキスなのか)、認証マークの有無、全成分表示を確認しましょう。お客様への説明も「オーガニック植物エキスを配合」など事実の範囲にとどめ、安全性や効果を保証するような言い方は避けます。たとえばハホニコ ラメイ ヘアクレンジングは、メーカーが9種類のオーガニック植物エキスの配合を説明しています。
Q7. バックバー用と店販用で、香りはどう選べばよいですか?
A. バックバー用は、1日に多くのお客様が通るシャンプー台で使うため、強すぎず、カラー剤やパーマ剤のにおいと混ざっても不快になりにくい香りが無難です。店販用は香りが購買理由になりやすく、お客様の好みに合わせて選べる製品(コタ アイケアは番号ごとに香りが違い、ルベル イオはローズグリーン、ミルボン グランドリンケージはグリーンアップル系)が提案しやすいでしょう。サンコール R-21のように合成香料無配合の製品を好む層もいます。導入前にテスターでスタッフ全員が確かめることをおすすめします。
Q8. カラー・パーマ後のお客様に使うシャンプーは?
A. ヘマチン配合のサンコール R-21 シャンプー EXやハホニコ ラメイ ヘアクレンジング、カラー後の髪向けのミルボン グランドリンケージなどがあります。サンコールはR-21 EXについて、カラー・パーマ直後の残留アルカリを穏やかに除去するとしています。お客様への説明は、メーカーが示す表現の範囲で行いましょう。
まとめ
業務用シャンプーは、バックバーと店販のどちらに使うかで見るべきポイントが変わります。
- バックバーの単価を抑えるなら:デミ ミレアム、フィヨーレ F.プロテクト
- バックバーと店販を同じシリーズでそろえるなら:ルベル イオ、ミルボン グランドリンケージ、ハホニコ ラメイ
- 店販で髪悩み別に提案するなら:ミルボン オージュア、コタ アイケア、ナプラ N.、サンコール R-21、ケラスターゼ
まずは店販サイズや少量の詰替でスタッフが使い心地を確かめ、本記事の試算表を自店の客数と使用量で作り直して、1回あたりの原価と店販の粗利を見比べてから業務用サイズに切り替えるのがおすすめです。仕入れ先はディーラーを軸に、少量の追加や価格比較には卸サイトを組み合わせると無理がありません。価格改定やサイズ変更(2026年はサンコール R-21の詰替が490mL・950mLに変更)もあるため、導入前にディーラーで最新の見積もりを取りましょう。