🛋️ Interior & Equipment Guide

美容サロン内装・設備ガイド
【2026年版】

デザイントレンド・費用相場・施工業者選び
電気・水道・空調工事から保健所基準まで完全網羅

2026年 内装デザイントレンド

SNS映え×顧客体験(CX)の融合、パーソナライズ空間、サステナビリティが重要キーワード

📸

SNS映え×CXの融合

「バックショット・スポット」の設計が必須に。施術後の仕上がりを撮影できる映える背景や鏡を意図的に設置し、Instagram投稿を促進します。

🚪

パーソナライズ&個室化

「私だけ」の空間への需要が高まり、プライバシー確保は高単価サロンの必須要素。フレキシブルな個室レイアウトが求められています。

🌿

バイオフィリック・ボタニカル

植物を取り入れた空間デザインが人気継続。自然素材とグリーンを組み合わせた「ボタニカルインテリア」でリラックス効果を高めます。

五感に訴える素材選び

見た目だけでなく、手触り・香り・照明に照らされた時の質感まで考慮。木材の温かみや金属のクールさを使い分けてリピート率向上。

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ミニマル&シンプルモダン

余計な装飾を削ぎ落とし、必要最低限の要素で空間を構成。清々しさと落ち着きが特徴のミニマルスタイルが注目されています。

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サステナビリティ

リサイクル素材や省エネ設計を取り入れたエコフレンドリーなアプローチ。環境配慮がブランディングにも繋がります。

注目ポイント:二極化への対応

「高付加価値&高単価」と「コスパ・タイパ重視」の二極化が進行中。自サロンのポジショニングを明確にしたデザイン戦略が重要です。

内装工事費用の相場【2026年版】

材料費・人件費の高騰により相場は上昇傾向。余裕を持った予算計画が重要です。

🏗️ スケルトン物件

40〜70万円/坪

床・壁・天井・設備すべてを一から施工

  • 18〜25坪の場合:1,000万〜3,000万円程度
  • 自由なデザインが可能
  • 工期は1〜2ヶ月程度

🏠 居抜き物件

30〜40万円/坪

既存設備を活用して改装

  • 18〜25坪の場合:200万〜600万円程度
  • 初期投資を大幅に抑えられる
  • 工期は2週間〜1ヶ月程度

業種別の坪単価目安

💇

美容室

30〜50万円/坪

シャンプー台・電気設備で高め

💆

エステサロン

20〜35万円/坪

個室・照明演出がポイント

💅

ネイルサロン

15〜25万円/坪

比較的シンプルな設備

👁️

まつエクサロン

20〜30万円/坪

照明・ベッド配置が重要

グレード別の費用目安

グレード 坪単価 特徴
スタンダード 20〜40万円 機能重視・シンプルなデザイン
ミドル 41〜55万円 デザインにこだわり・素材もやや上質
ハイグレード 56万円〜 高級素材・オーダーメイド家具など

※材料費・人件費の高騰により、こだわりのある内装は60万円/坪程度を予算化しておくと安心です。

費用を抑える5つのポイント

🏠

居抜き物件を活用

📋

複数社から相見積もり

🔧

DIYできる部分は自分で

🪑

中古設備・家具の活用

📏

坪数が増えると単価減

施工業者の選び方

美容サロン専門の実績がある業者を選ぶことで、設備トラブルや追加費用を防げます

1

美容業界の施工実績を確認

シャンプー台、エアウェーブ、脱毛機器など美容業界特有の設備に対応できるかが重要。業者のホームページで過去の施工事例を必ずチェックしましょう。

2

コンセプトの理解と提案力

単に要望を形にするだけでなく、照明の色合いや家具の配置まで考慮した提案ができる業者を選びましょう。「温かみのある雰囲気にしたい」という要望に対して、木目調の素材選びだけでなく総合的な空間設計を提案してくれるかがポイントです。

3

複数社から相見積もりを取得

最低3社以上から見積もりを取り、適正価格を把握しましょう。見積書は詳細な項目まで記載されているかチェック。「一式」表記や個数が記載されていない見積書には要注意です。

4

ワンストップ対応が可能か

設計・施工を別々の業者に頼むと費用が高額になり、イメージの伝達ミスも発生しやすくなります。デザインから施工まで一貫して依頼できる業者だと、手間も減り完成度も高まります。

5

対応力とリピーターの有無

問い合わせへのレスポンスの早さや丁寧さも重要な判断材料。口コミを確認してリピーターがいるかをチェックしましょう。複数店舗を展開するオーナーがリピートしている業者は信頼性が高いです。

⚠️ 注意:安さだけで選ばない

価格が極端に安い業者は、低品質な材料が使われたり、後から追加費用を請求されたりするケースがあります。適正価格の範囲内で、実績と信頼性を重視して選びましょう。

設備機器の購入 vs リース比較

業務用エステ機器は1台100万〜500万円が相場。資金状況と事業計画に合わせて選択しましょう

🛒 購入(一括・分割)

メリット

  • 機器が自社の資産になる
  • 長期利用でリースより割安
  • 移転・買い替え・売却が自由
  • 保証付きで安心

×デメリット

  • 初期費用が高額
  • 減価償却・固定資産税の事務手続き
  • 固定資産税・保守費用が発生
  • キャッシュフローへの影響大

📄 リース契約

メリット

  • 初期費用を大幅に抑えられる
  • 月額固定で資金計画が立てやすい
  • 経理処理が簡単(全額経費計上)
  • 常に最新機器を使用可能

×デメリット

  • 中途解約ができない
  • 支払総額は購入より割高
  • 機器は所有できない
  • 契約終了後は返却または再契約

どちらを選ぶべき?判断のポイント

購入が向いているケース

  • ・設備投資にかけられる資金が豊富
  • ・5年以上の長期使用を予定
  • ・トータルコストを重視したい
  • ・将来的に売却も視野に入れたい

リースが向いているケース

  • ・開業時の初期費用を抑えたい
  • ・最新機器を常に使いたい
  • ・経理処理を簡素化したい
  • ・手元の資金を他に活用したい

電気・水道・空調工事のポイント

美容サロン特有の設備要件を事前に把握し、追加工事費の発生を防ぎましょう

電気工事

必要な電気容量(10坪の場合)

  • ・電灯ブレーカー:60A以上
  • ・動力ブレーカー:30A以上

注意点

容量不足でブレーカー交換・電線引き直しが発生すると15〜20万円の追加費用に。

ポイント

  • ・電気容量は想定より大きく確保
  • ・ドライヤー・パーマ器具の使用を考慮
  • ・LED照明で省エネ&長寿命
🚿

水道工事

必要な基準

  • ・引込水道管口径:20mm以上
  • ・水圧:2.0以上
  • ・水道管太さ:75〜100mm

注意点

水圧不足で増圧ポンプが必要になると15〜20万円の追加費用に。

ポイント

  • ・シャンプー台の台数を考慮
  • ・居抜きなら高圧洗浄で約20万円
  • ・物件契約前に確認必須
❄️

空調工事

費用目安(20坪の場合)

  • ・天井カセット式:約40万円
  • ・壁掛け式(10坪):約15万円
  • ・6〜8馬力:80〜120万円

注意点

高層ビルでクレーン搬入が必要な場合、設置費用が大幅アップ

ポイント

  • ・馬力は強めを選択
  • ・センサー付きがおすすめ
  • ・日常的な清掃で寿命延長

📋 物件契約前チェックリスト

電気

  • 電気容量は十分か
  • 動力電源は引けるか
  • コンセントの増設可否

水道

  • 水道管の太さ・水圧
  • 給排水の増設可否
  • 排水位置の確認

空調

  • 室外機の設置場所
  • 既存空調の状態
  • 換気設備の有無

保健所の構造設備基準

美容室・まつエクサロンは美容所として保健所への届出が必須。基準を満たさないと開店できません

開設届の流れ

1

事前相談

着工前に保健所へ図面を持参して相談

2

開設届提出

オープン1〜2週間前までに提出

3

立入検査

保健所職員が設備を確認

4

確認済証交付

適合確認後に営業開始可能

🏠 施設構造の基準

  • 床・腰板

    コンクリート、タイル、リノリウム、板等の不浸透性材質であること

  • 洗髪・洗浄設備

    流水装置(流し台等)を設置すること

  • 換気設備

    十分な換気ができる構造であること

  • 採光・照明

    作業面で100ルクス以上の明るさを確保

📦 必須設備・備品

  • 消毒設備

    器具を消毒するための設備(紫外線消毒器等)

  • 救急箱

    傷薬・消毒液・包帯の3点は必須

  • 汚物箱・毛髪箱

    蓋付きのゴミ箱を設置すること

  • 待合スペース

    作業室と区別された待合場所

📋 開設届の必要書類

  • 美容所開設届
  • 構造設備の概要書
  • 施設の平面図
  • 施設付近の見取図
  • 従業者名簿
  • 美容師免許証(原本確認)
  • 医師の診断書
  • 管理美容師講習会修了証(該当者)
  • 登記事項証明書(法人の場合)
  • 誓約書
  • 検査手数料(約16,000円〜24,000円)

💡 重要ポイント

  • ・構造設備基準を1つでも満たさないと是正されるまで開店不可
  • ・複数の美容師がいる施設は管理美容師の配置が必須
  • ・管理美容師は複数店舗の兼務不可
  • ・自治体によって細かい基準が異なるため、必ず事前相談を

よくある質問(FAQ)

内装工事の期間はどれくらいかかりますか? +
スケルトン物件の場合は1〜2ヶ月、居抜き物件の場合は2週間〜1ヶ月程度が目安です。工事の規模やデザインの複雑さ、施工業者のスケジュールによっても変動します。余裕を持ったスケジュールで計画しましょう。
居抜き物件と新築物件、どちらがおすすめですか? +
初期費用を抑えたい場合は居抜き物件がおすすめです。空調設備やトイレなどが残っていれば、その分の設置費用を削減できます。一方、自由なデザインを実現したい場合はスケルトン物件が適しています。ただし、居抜き物件でも前の店舗の設備が自店のコンセプトに合わない場合は、結局改装費用がかかることもあるため、慎重に判断しましょう。
エステサロンやネイルサロンも保健所への届出は必要ですか? +
エステサロン(フェイシャル・痩身等)やネイルサロンは美容所には該当しないため、保健所への届出は原則不要です。ただし、まつエクサロンは美容師法の対象となるため、美容所としての届出が必要です。また、自治体によっては独自の届出制度がある場合もあるため、開業予定地の保健所に確認することをおすすめします。
設備機器のリース審査に落ちることはありますか? +
はい、リース契約には審査があり、事業実績や信用情報によっては審査に通らない場合もあります。開業直後で実績がない場合は、保証人や担保を求められることがあります。複数のリース会社に相談して、条件を比較検討することをおすすめします。
内装工事費用を分割払いにできますか? +
施工業者によっては分割払いに対応している場合があります。また、日本政策金融公庫や地方自治体の創業融資を利用して資金調達する方法もあります。内装工事費用も融資対象となるため、資金計画と合わせて検討しましょう。
DIYで内装工事をしても大丈夫ですか? +
壁紙の貼り替えや棚の取り付けなど、簡単な作業はDIYで費用を抑えることができます。ただし、電気工事や水道工事、ガス工事は資格が必要であり、無資格での施工は違法となります。また、保健所の構造設備基準に関わる部分は専門業者に依頼することをおすすめします。
マンションの一室でサロンを開業する場合の注意点は? +
まず、マンションの管理規約で事業利用が認められているか確認が必要です。また、美容室やまつエクサロンの場合は保健所の構造設備基準を満たす必要があり、床材や換気設備、消毒設備などの要件を確認しましょう。水道・電気の容量が足りない場合は増設工事が必要になることもあります。

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